長年、貯金しかしてこなかった人もいることでしょう。また、若い世代であれば、投資に興味を持っている人もいると思います。ここでみんなが同じことを考えています。それは「損したくない」。今回は投資で失敗しないためのアドバイスをお伝えします。
なんのための投資かハッキリさせる
一つ上の世代。俗に言うバブル世代の人は、バブル崩壊で投資で失敗した人も多くいます。その経験から「株は怖い」「株は損する」「投資する人なんて馬鹿じゃね」などと言われ、日本人全体が投資に対する意欲が無いに等しくあります。ここで重要なことは、なんのための投資なのかをハッキリさせることです。なぜならお金はいくらあっても不安になってしまうものだからです。
子どもの教育資金なのか?
もし、子どもの教育資金のための投資であれば、2023年9月末までに「ジュニアNISA」を開設すれば教育資金として投資をすることができます。年間80万円まで投資が可能ですので。最後の2カ月で最大限投資にぶっこめば非課税運用が18歳になるまでできます。
また、投資だけでなく、学資保険も子どもの教育資金になります。1つのものだけに集中せずに分散して教育資金を用意することも大切ですね。
旅行などの娯楽費なのか?
旅行などの娯楽費として運用するのも良いかと思います。目的が本当にハッキリしていますね。海外旅行などまとまったお金を用意したいなど目標額ができると思います。ダラダラと投資をしているよりも目標額になったら利益確定。スッキリサッパリ終えることができますね。
自分の老後資金なのか?
自分の老後資金として積立てをしているのであれば、かなりの長期投資になりますね。長期投資になるのであれば、iDeCoの活用も考えないといけません。老後資金は一人2000万円必要と言われておりますね。莫大な金額に思えます。本当に貯めることができるのか?など不安がありますね。自分の現在の年齢や投資金額、預貯金と照らし合わせて運用することが大切になってきます。
忘れていけないのは、老後、投資で増えたお金を取り崩していくことです。毎年何円取り崩していくのか?本当はここが一番重要な決定事項だったりします。
投資の制度を理解する
来年には新NISAが始まります。お得と聞くけどなにがよいのか?またiDeCoってなんなのか?などもやっとしたまま投資をはじめていませんか?制度を理解していなければ、もしかしたら損しているかもしれません。
新NISAの特徴
新NISAの特徴は以前の記事「新NISAとiDeCoはどちらがいいのか?」に詳しく書かせていただいております。ここでも少し説明しますと、現行NISAとの大幅な違いは、非課税投資の期間が恒久化されたことです。合計で360万円の新NISAの投資枠。これを超えてしまったら新NISAでの投資はできないことに注意しましょう。
iDeCoは人によって投資額が異なる
iDeCoをやらないと!と思っている人も多いかと思いますが、実は複雑な仕組みになっています。まず、投資額はその人によって異なるのです。自分が会社員なのか、自営業なのか、はたまた専業主婦なのか。それによって投資額が異なります。一度自分の職業と照らし合わせて投資額を決めておくと良いですね。
iDeCoの仕組み
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/structure.html
長期・積立て・分散を基本とする
「株は儲かるんでしょ?」「FXって儲かるんでしょ?」そんなコトバも聞きますね。儲かるのは儲かるけど、損する時は損する。できる限り損しない方法もあります。
長期投資でコツコツ
やはり短期の投資は損するリスクが高まります。スーパーの野菜でさえ、先週のトマトの値段と今日のトマトの値段で違ったりするのと同じです。長期で値段を見たらやはり損するリスクも下がってきます。以前、ドルコスト平均法をご紹介しました。長期投資にはドルコスト平均法がピッタリです。一気にお金持ちにはなれませんが、将来今よりもグッと資産を増やす事ができる方法の1つでもあります。複利の効果も付きますので、やはり貯金と同じでコツコツが基本ですね。
一気に商品を買わない
今手元に100万円ありました。どーん!と投資で使ってしまいたい気持ちもありますね。しかし、どーん!と使ってしまったら、もし今買いたいな、という時にお金をすぐに用意できないリスクも存在します。100万円あるのであれば投資信託を10万円ずつに分けて投資する方法もあります。もっと金額をさげて毎月1万円などでも十分です。毎月一定の金額を投資に回すことも損するリスクを避けるのにとても役立ちます。
一つだけに集中しない
「私はゲームが好きだから、任天堂の株にだけ投資する!」。中にはそんな人もいらっしゃるかと思います。大好きであれば否定はしません。しかし、1つのものに投資をすれば下落するリスクも確実に存在します。買った値段よりも下がれば損します。もしかしたら値段が上がって儲かるかもしれませんが、それがいつ儲かるのかということは誰にもわかりません。そんなリスクを避けるためにも1つだけ集中して投資をするのはやめるようにしましょう。
まとめ
貯金と違って投資は「損するリスク」が存在します。だからこそリスクコントロールが重要になってきます。「あの有名な人が言ってたから」「この商品が人気とオススメされたから」ではなく、まずは自分で考えて選んでみましょう。
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